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RAYJAY(レイジェイ)TURBOは69年から航空機用のKITを作り始め、その後自動車用も造っていたようです。
画像はVWデュアルポート1600Eg用のキットですが面白いのはノーマルの34PICTキャブをそのまま使うキットである点です。
シングルポート用も在った様で、そちらはPICTとは違うキャブを使っていました。
届いたばかりで、大きな欠品や問題は特に無さそうです。
これからクリーニングとセットアップをして行きます。
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20数年前から雑誌で存在は知っていましたが、当時は情報がほとんど無く、
その雑誌にはラジョイターボと紹介されていましたが、レイジェイの方がより正確みたいです。
最近のレッツプレイVWのVOL33号にTURBO特集でブラック63年式に
搭載されたものが紹介されています。 |
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34PICTキャブからタービンへのアルミマニホールドRAYJEYネーム入りで
キャブを支えるために厚みもあり頑丈な造り。
成型自体もキレイで丁寧に造ってあります。 |
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RAYJEYネームの入ったアルミ製専用オイルポンプカバー、ここからスピンオン
フィルターを通してパイピングでタービンシャフトを潤滑した後、
ケース側にリターンします。 |
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これもRAYJEYネームの入ったブースト計です。右上の穴はチョークケーブル用。
このターボキットはキャブの上から押し込むタイプでは無く、下側から流速を上げて吸い出す
システムなのでブローオフバルブ等は付いていません。 |
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ノーマルマニホールドの上につくアルミ製のアダプターとアクセルリンケージ、
ちゃんとしたマニュフアクターが造っているので全てのパーツがしっかり造られており
ワンオフの手造り感はありません。
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リビルド済みのタービン、大型でかなり重さもあります。
ホース類とコネクターはブレイテッドに変えてあり、雰囲気が合わないので
全てオリジナルに近いスチールパイピングで作り直す予定。 |
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RAYJAY TURBOのシリアルプレート。
このキットを購入するポイントとしてこのリビルド済みのタービンがあったからです。 |
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EX側、アルミの様に、見えますがブラストショットされているためです。
当然、かなりの高温になるためキャストスチールになります。 |
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KITに入っている専用EXパイプ、テールパイプは前オーナーが3種類持っていたものです。
一番上のクロームタイプの物がオリジナルの様です。
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左の2本は遮熱材の巻かれたタービンのIN&EXパイプ、アルミテープの下の遮熱材は
当時の物なので薄い石膏ボードが使われています。
セットアップ時にはマフラーバンテージに変更予定。
真ん中はハウジングの左側にリロケートされるエアクリーナーになります。
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キットにあるアルミプレートで造られた3分割のエンジンチン。
このキットはタービン自体はかなり大きいのですが、うまくコンパクトにパイピングされており
完全にリアフードを閉めることができます。 |
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40年以上前の当時のEXマニホールド、クロームは褪めていますが
錆びも少なくまだしっかりとしています。
パックされているのはシングルポート用キットのチョークケーブルです。
シングルポート用キットはサイドドラフトの専用キャブが用意されていました。 |
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コピーですが当時のインストールマニュアル等も全部付属しています。
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ダイノテストのグラフがありましたがノーマルの50HPから約100HP位まで
パワーアップするとの事です。
発進、低速はノーマルの扱い易さで高回転でパワーが出るのであれば理想です。
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とりあえず、クリーニングして仮組み付け、全体の構成をチェック中です。
大きな問題は特に無いようですが予想通り細かい部分で手直しが必要でした。
インチサイズのネジと耐熱ガスケット類、その他ショートパーツを調達しなければなりません。
かなり重たいタービン&補機類をEXマニホールドだけで支えているので
追加ステーが何箇所か必要なようです。 |